Feed Managerで
プログラミング教育を次のステップへ
iPad導入校に向けた、プログラミング教育の強力な支援パッケージ
Feed Managerとは?
Feed Managerは、iPadの標準プログラミング環境「Swift Playground」を活用して、学校のプログラミング教育をトータルで支援するパッケージです。
児童・生徒の皆様に、次のような体験をご提供するためのものです。
- 単元などの教育目標に対応したプログラミング
- iPadを活用した個人・グループでのアクティビティ
- より高度なアプリ開発への挑戦
これらを実現するため、Feed Managerは次のサービスで構成しています。
- 多彩な教材の提供
- 教材のスムーズな配布
- 学校行事やイベント等への講師派遣
- 先生同士や教材開発者との情報共有フォーラム
Feed Managerの導入で、ぜひプログラミング教育を新しいステージへ。
4つの機能でプログラミング教育をサポート
教材
Feed Managerのご利用により標準のBookに加えて、小学生低学年向けから高校生向けの様々なBookが利用できます。
「地図を活用する」、「拡張現実(AR)で写真を撮影する」、「ネットワークで通信する」、「iPadのバランスや音の変化に反応する」など、アクティビティと結びついた教材もラインナップされています。
生徒の学習状況を集中観察できるクラスルーム機能を持ったコンテンツもあります。
先生方がカスタムしてコードを配布する事ももちろん可能です。実態に応じた教材の提供が可能になります。ここに挙げた教材は、学校やイベントで実践したオリジナル教材の一部です。内容がある程度まとまっているもので、自由にご利用いただけます。














全ての学年で、授業に使えるコンテンツを提供
FeedManagerには、発達段階、習得段階に応じたコンテンツを含んでいます。(ここでのご紹介はほんの一例です。)
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コードを全てひらがなや分かりやすい日本語表記にできます。
【算数】座標を理解しよう。
Swift Playgroundのコードは全てひらがなでも表記できます。
低学年でも分かりやすい表記や、パラメーターのみを編集できる状態にする事で、効率よくプログラミングへの理解が深まります。 -
Bookコンテンツは、個別に作られたオーダーメードのアプリケーションと同等の機能を提供します。
【算数】内角と外角
繰り返しのプログラムで、360度の分割数を指定して線を描画するとき、一周分の角度がどうなっているのか?
「プロッター」Bookを使ってタートルグラフィックスで描画し、図形の角度を分度器を重ねて確認する事ができます。
素朴な「なぜ?」という疑問の答えを提供するための工夫を、Bookにオーダメード感覚で付加する事も可能です。 -
Swift Playgroundは、文字コードでプログラミングを行いますが、ブロック形式のプログラミングに慣れている児童が多いのではないでしょうか。
【算数】内角と外角(ブロックコード使用)
ブロックコードで組み立てて、テキストコードを書き出す機能を実装可能です。テキストコードとの対比でプログラムコードの理解が進みます。
小学校から中学校へのスムーズな移行、そして高校ではブロック形式のプログラミングは行いません。テキストコードに早い段階から慣れておく事も大切です。 -
中学校では、技術分野にプログラミングが組み込まれています。また、年々よりプログラミングの応用力が
【技術分野】双方向性のあるプログラミング
画像データを送信するための方法は?
「通信の仕組み」Bookでは、TCP/IPによる通信機能として、リモートスイッチ、画像転送、地図情報の共有、チャット機能などのプログラムが収められています。プログラム体験を通じて、サーバーとクライアント間の双方向の通信の理解を深める事ができます。
ネットワーク通信のプログラムは少し複雑な部分がありますが、学習者にとって必要最小限に絞って提供する事も可能です。そして、双方向性を持ったプログラミングでどんな事が実現できるのかを想像する事は、まさにプログラミング教育が必須になった意味でもあります。
また、Swift Playgroundはロボットやドローンなどのサードパーティ製の制御装置が利用可能です。FeedManagerでは、BBC micro:bitの日本語化バージョンや、SONY MESHによるIoT学習のコンテンツを提供しています。 -
高等学校では、必履修の「情報Ⅰ」、「情報Ⅱ」において、プログラミングが組み込まれています。
【情報I】モデル化とシミュレーション
成長曲線とは?
「情報Ⅰプログラミング」Bookには、「情報Ⅰ」のコンピュータとプログラミングに関する内容項目が網羅的に入っています。
高校段階では、原理や現象を数理的に理解する事が重要で、そのツールとしてプログラミング教育が行われています。
成長曲線の特性の理解とコード化、その結果のグラフの確認が一貫してスムーズに展開可能です。
プログラミングの制御構造、データ構造、アルゴリズム、乱数計算、現象のシミュレーションについて基礎的な事項をしっかり学ぶ事ができます。一通りのプログラミングの学習を経て、専門高校などのより専門性が高い高等学校においては、アプリケーション開発や、コードの言語仕様に関するより多様な知識と理解、そしてその実践力を育むことに繋がっていきます。
Swift Playgroundの優位性
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Swift Playgroundと他の言語との違いについて、一般的な見識で簡単な表にまとめています。(評価はハードウェア環境やミドルウェアに大きく左右されます)
◎・・・優れている、○・・・良い、△・・・やや難しい、×・・・困難
項目 Scratch ビスケット Python Swift Playground 小学生でも使いやすい ◎ ◎ △ ○ 直感的な操作 ◎ ◎ △ ○ 指導者の負担 ○ ○ △ ○ 教材の自由度(拡張性) ○ △ △ ◎ アプリ開発に応用可能 △ △ ○ ◎ 導入費用 ◎ ◎ ◎ ◎ 日本語対応 ○ ◎ ○ ○ ハードウェア連携 △ × ○ ◎ -
標準の教育用プログラミング環境で、iPad(デバイス)との親和性が最も高く、アクティビティとの相乗効果が抜群です。
また、プロフェッショナルの開発者が簡易的なコードの確認や実験に使うツールとしても活用されています。
ディベロッパー登録を行えば、自作アプリをApp Storeに公開することも可能です。
Swift Playgroundでは、入力するコードの候補を意図的に表示できる為、文法を覚える必要は全くありません。また、変数値のトレースや、ステップ実行なども切り替えられる機能が備わっています。
コンテンツにはBook形式とPackage形式があります。
・Book形式は、章(チャプター)とページ(頁)毎に階層的に教材をまとめることができ、質の高いノートや教科書のような教材を作成できます。
・Package形式では、アプリケーション開発のための構造化されたフォルダ階層でまとめる方式になっています。自分だけのオリジナルアプリを作るなどの授業にうってつけです。
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iPadに搭載されているカメラ、マイク、加速度センサーなどのハードウェア機能をSwift Playgroundで使用することができます。先進的なARやAIなどの技術にも対応できる教材が作成できます。
【デバイスを活用したプログラミング教材の例】
・カメラ機能:AR教材の開発や画像認識の体験が可能
・ジャイロセンサー:iPadの傾き情報を使ったゲーム開発や実験に応用
・地図機能:位置情報に基づく地図上のピン表示(Package形式ならGPS取得も可能)
・Bluetooth:制御ロボットとの連携などSTEM教材との統合も可能
・ネットワーク接続:API通信やiPad間通信など双方向なネットワーク教材が作成可能
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アプリ開発へつながる学びは大変貴重で、年齢を問わず、アプリケーション開発をしてみたいという思いにSwift Playgroundは応えることが出来ます。
実際に取り組んでいる学校では、児童・生徒のモチベーションの高さや自己実現に向けた努力の姿勢を高く評価されています。
また、世界大会(Swift Student Challenge)も開催されており、プログラミングに興味・関心の高い方は早い段階から是非、国際的に広がるプログラミングの世界に飛び込んで欲しいと願っています。
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Swift Playgroundのコンテンツは、クラウドだけでなくiPad本体に保存しておく事も可能です。家庭学習や、Wi-Fi環境が整わない場所でも、プログラミング学習が可能です。
配布

Feed ManagerはWebベースになっています。playgroundbook形式ファイルをzip形式に圧縮した後で、指定URLにアップロードして管理します。
ダウンロードは学校専用のURLで可能になり、児童・生徒が2次元コード/URLリンクで該当URLを開きます。
学校専用のURLからzip形式のBookを選択して簡単にダウンロードできます。
Swift PlaygroundとFeedManagerでさらなる活用を!
児童・生徒の創造力を引き出す、iPadならではの体験型プログラミング学習
Swift Playgroundは、iPadの機能を活かしたプログラミング体験を通して、通常の授業や総合学習はもちろん、文化祭や発表会といった学校行事でも活躍します。以下のような多彩な活用事例など、Feed Managerを通じてプログラミング教育の新しい形をご提案しています。
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地域や敷地内のGPS情報を調べ、その座標をプログラミングして、次のようなケースで使えます。
・ハザードマップを作る
・学校案内板を作る
・地点間の経路を検索して、距離や時間をシミュレーション
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空間マッピング機能で、次のようなケースに使えます。
・マッチングした画像に別の画像を組み合わせる拡張現実
・AR空間上に動画や写真の展示会場を作る
・AR空間内に3次元オブジェクト起き、配置のシミュレーションをする
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iPad本体の傾きや動きをプログラムで検出できます。これを活用すれば、次のようなケースに使えます。
・角度の計測によって、物体の加速度と動きの時間をシミュレーションする
・水平器を作って、バランスを保つ方法を検討したり、バランスゲームをする
・iPadを自転車などに乗せて、加速度を調べる
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マイクやカメラをプログラミングに活用できます。明るさの検出や、物体の検出に活用できます。
・音に反応するプログラミングで、IoTの可能性を探る
・明るい時と暗い時に分けて環境を制御するプログラミング
・QRコードはどのように読み取れるのかをプログラムで確認し、コードを使った案内を表示する
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機械学習モデルを利用するプログラムの記述ができます。
・撮影した写真から、動物の名前を同定するプログラム
・手描きの文字を認識するプログラム
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Swift Playgroundはネットワーク接続もできるため、画像の転送やメッセージの交換ができます。
・チャットプログラムで、フィルターをかける方法を考える
・位置情報を共有して、多人数でマップを作る
・離れた位置にあるiPadの情報を遠隔地で入手する
支援
ご契約校には、ICT支援員のように、Swift Playgroundを使った授業計画に協力し、実践校にマッチしたBookコンテンツにカスタマイズします。
また、授業実践のサポートに加えて、特別なイベントに開発者や専門家を派遣し、現場での支援を行います。実際に、全校一斉でのプログラミングイベントや学校行事、林間学校などの野外研修活動にも活用されています。
さらに、部活動などでアプリ開発に取り組む学校にも対応し、より高度なレベルの支援を提供します。開発者の派遣により、児童・生徒の皆さんの創造力を引き出すお手伝いをしています。






講師派遣実績の例(※旅費等ご不明な点はお問合せください)
Case 1:学年一斉のプログラミング講座(1日)
対象:5年生の児童(100名程度)/体育館で実施
内容:専用カスタムBookの提供+講師の派遣
費用:旅費+自治体規定の講師謝金(専門職1名、一般職1名)
Case 2:放課後児童クラブへの講師派遣(1日)
対象:3年生の児童数名/教室で実施
内容:目的を絞ったカスタムBookの提供+講師の派遣
費用:旅費+自治体規定の講師謝金(専門職1名)
お気軽にお問い合わせください
プログラミングイベントを学校行事で開いてみたい、文化祭に取り入れてみたい、教材を試してみたい、導入費用など、様々なご質問にお応えしております。お気軽にお問い合わせフォームをご利用ください。
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初めてプログラミングを教える先生や、よりプログラミング教育のブラッシュアップをしたい先生方を支援するための専用フォーラム「つばめの巣箱」を用意しました。
先生同士の情報共有はもちろん、コンテンツの開発方法やプログラマーに直接質問をする情報をご提供します。